「ハリコノヘヤ」
今も続くイベントである。
ご時世もあって、
今は。
「混沌共和国」
とか言ったりもする。
三度目の来訪となる。
しかも今回は目的もある。
呼ばれたワケでわないのである。
先だってゾモさんから聞いた日が
その日である。
ハリコノヘヤってイベントやってるから、
そん時来ればイイわ。
了解です。
で
その日に至る。
ハリコノヘヤ
ノイズ寄りジャムセッション
を主体とするイベント。
しかも参加自由。
なんともな。
兎にも角にも
生粋のバンド育ちの自分にとって
ジャムセッションは無縁だった。
4カウントに人生を捧げてきた。
音楽とわ4カウントで決まる。
ぐらいに思って生きてきた。
ージャムセッションー
イメージ的に
FUNKとかJAZZとか、
あるいはBLUESなんかで
たまーに
映像を見るかなーぐらいのレベル。
興味は全くない。
そもそも言語を用いても
ロクに関係性も築けてないのに、
ましてや音楽でだなんて。。。
縁遠い世界なのだろう。
ま、
別にイイのだ。
今日の目的はそれではないのだから。
それはしとしとと雨の降る
10月の金曜日だったと思う。
当時は金曜日に開催していた。
(今は基本的には毎月第2土曜日)
また扉の向こうに行くのだ。
この扉の前に立つと
必ず思い出す。
mustang jerx
元気かな。。
その日の扉の向こうは
前来た時とも
その前来た時とも
違う。
ま、ライブハウスなんてそんなもんだケド。
当たり前だが
知らん顔、
知った顔、
それぞれが一様に
コチラを見る。
新顔だな。
そう言われている気がした。
今日は1000円ね。
まー、ゆっくりしてかれま。
何飲むが?
タツルさんである。
今日のタツルさんは
今までよりも柔和に見える。
そんなちょっとしたコトでさえ、
今日に限って言えば
偏差値上でわ
知り合い以上友達未満の部類になる。
まだ「え」と「あ」しか発したコトが
ない間柄でさえ、
知り合いのカテゴリーに入るくらいに
今日はアウェー。
そんな挙動不審な自分を見兼ねたゾモさんが
あらためて自分を紹介してくれた。
タツルさん、
これ、ペコ。
前言ってた、
イベントとかやりたいっつー。
あー、アンタか。
ウチで働きたい人って。
色々端折った表現に
ん?
と思ったが
ま、良い。
概ねその通りなので。
うっす。
ヨロシクっす。
と答えた。
だいぶ文字数が増えた。
アンタ、
バーで働いたコトあんがか?
あ、いちおー
バーテンやってた時はあります。
(主にパスタとピザ作ってました。)
(とわ言わなかった)
はーん、なら
好きに使われ。
連絡先交換しとくか。
そんな感じで
完全にタツルさんペースで
話は進んだ。
とりあえず本日の目的は達成した。
とゆーか、達成させていただいた。
いわゆるごっつあんゴールってやつだ。
あとは、、、。
もう帰ろかな。
話は済んだし。
また後日、
時間を作ってもらおう。
その時、
どーもー。
ハリコでぇーす。
どこからともなく
覇気はないが
甲高い。
なんとも形容し難い声が聞こえた。
振り向くと
そこには
あぶらとり紙のキャラ
みたいな顔した女子がいた。
座敷童ですか?
そう思った。
この人こそが、
「ハリコさん」である。
あ、どーも。
ペコと呼ばれております。
ペコさん、
セッションしましょう。
あ、今日はちょっと。
次回また来ます。
じゃ今日は
ちょっとだけセッションしましょう。
、、、、、汗。
コケティッシュ感もゼロ。
オッパイもゼロ。
もちろん
会話力もゼロ。
だが、
その無い無い尽くしの女子は
言い知れない魅力と
不思議なオーラでいっぱいなのである。
とにかく唯一無二。
たくさんの人間に会ってきたつもりで
今まで生きてきたが、
なかなかどうして
富山にもまだまだ不思議な人がいるんだな。
会話もあんまし成立しねーし。
と。
しかも
この出会いから数年、
このグラマーレスな女子と
バンドを組むコトになる。
ヘリンボーンズである。
ー続くー
毎週コツコツ投稿して
まだ働いてないっつーね。
飽きずに読んでくれてる方々、
おつっす。
-MUSIC CLUB MURAKADO-