御無沙汰にて候。

村門を移転することに決め、新たしい場所にニュー村門を拵えている毎日だ。

「見世を創る」という行為をかれこれ廿有余年行って来たが、細かいことは割愛するとしてその要はだ、

つまり店作りのクライマックスとは、

カウンターを創る、この場面につきる。

今まさにそこへ差し掛かっているのだが、つい3日ほど前から俺と大工の西尾(通称:マシンガン・ニック)は、ハッキリ言ってカウンター作りにラリッている。朝起きてから寝るまで、否、寝てからもカウンター作りのことしか頭に無い。2人の会話は四六時中全て「カウンターの設えについて」だ。そして今日の夕方にその峠を越えた。明日からはまた平穏な内装作業に戻って行くのであった。

つづく。

↓マシンガン・ニック、丸太を焼くの図

ごきげんよう

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