はるか昔、
「distortion class」
と銘打ったイベントがあった。

富山の嫌われ3バンドが、
隔月で開催していたイベント。
毎回ゲストバンドとDJを迎えて
週末を過ごす。
楽しみなイベントだった。

集客こそマチマチで、
十数人の時もあれば40人くらいで
ワイワイやる日もあった。

しかしこのイベントもあえなく終了。

こんな身近に酸いも甘いも噛み分けた
イベンターがいるなら話が早い。
※余談だが、nitro cabのKENZYさんは
酸いも苦いも〜と言う。

とゆーワケで早速アポを取って
約束を取りつけた。

その人こそが「ゾモス」である。
※ゾモスの由来は本人に聞いてくれ。

彼との付き合いはわりと長く。
古くはバンドに誘われて
練習もした。(1回だけ)
(その後、虫歯治療で欠席して以降、
そのまま行かなくなった。)

※余談が多くなるが、
そん時にドラムだったのがヤスシ君。
そん時の感動が今のバンド結成に繋がる。

その後も
彼のバンドのレコーディングを
させてもらったり、
一緒にpogoの再結成ライブ行ったりと
楽しく過ごす仲間の1人。

そんな彼なら
イベント継続の大変さもさぞかし
知り尽くしているコトだろうと。

さっそく
今の自分の心境と熱意を語った。

同時に、イベントを続けるにあたっての
問題点や終了した経緯を聞いた。

ゾモさんは明け透けな物言いで放った。

お金。

、、、。

やはりお金か。

実際のトコ、
自分の視点でも、このイベントは
ホントに成り立っているのだろうか。

そう思える節は多々見受けられた。

続けてゾモさんはこう言った。

結局のところ
金が関係を悪くしていく。

と。

イベントを立ち上げる時、
それはそれは
夢に満ち溢れているものだ。

あれもしたい!
これもしたい!

あれもできる!
これもなんとかなりそう!
あいつに頼んで!
あいつも呼ぼう!

メッチャ盛り上がるじゃん!

てな具合に。

人間とわ
得てしてそういうものだ。
多くのものを
手前勝手にポジティブに受け止め
実行に移そうとする。
しかも、
往々にしてその青写真を
『綿密な計画』と誤解してしまう。

非常にわかる。

自分もまさしくそれ

の人。(今もだけど)

やる前から
希望的観測で進めば、
そりゃ
起きる想定外にラッキーなど
存在するワケがない。

全ては

こんなハズじゃなかった。

この一言に尽きる。

次第にコトは
仲間のせいにし始める。

あいつ全然〜、
最近じゃちっとも〜、

と猜疑心剥き出しでイベントが進む。

ココロから楽しむべきイベントが
人生の憂鬱を育ててしまう結果になる。

ゾモさんにはそれが見えている。

それでも
自分なりに考えた策をぶつけてみる。

が、
しかし、
その全ては「お金」という
よくわからない物差しが打ち砕いていく。

どうかしたら
やらなくて良かったー。
とまで思えるくらいに。

まさに万策尽きた自分は
ゾモさんに聞いてみた。

じゃ
結局のトコどーなってたら
ずっと続けられるんすかね?

ゾモさんはボソッと答えた。

金かからんハコでだったらずっとできる。

阿呆なのですか。
君は。

せめてもうちょっと
トンチの効いた答えとかなかったんかな。

あるいは

無理です。
できません。

と言いたかったのか。

しばしの間
ポカーンとしたが、

やがてわかった。

そうか。
ゾモさんはもうこの会話を
終えたいのだと。

もっと楽しい話がしたいのだと。

だから、
「あったら嬉しいこんなハコ」
的なテーマで大喜利がしたいのだなと。

申し訳なかった。
わざわざ出向いて、
過去のキズを
掘り起こすような真似をしてしまった。

即座に察した自分は
漫才のソレが如く、

そんなハコあるかーぃ!

と返した。

さ、
次の回答をくださいな。
とばかりに

ゾモさんからの次のボケを待った。

しかし
ゾモさんは真顔でこう言った。

あるにはある。
かもしれん。

タツルさんの不在が続いてしまった。。
ま、イイケド。
ー続くー

-MUSIC CLUB MURAKADO-

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